Brian Owens 新作 " PREACH " を聴く。。。。 [SWEET SOUL RECORDS]
ブライアン・オーエンズ君の3rd アルバム。
主宰の、SWEET SOUL RECORDS さんのご厚意で聴かせて
頂くことが出来ました
2014年の新譜とは到底思えない、「あの頃」的なジャケット
汚れの再現がまたナイス
- Intro (Clap Yo Hands)
- Favored High
- Love, Love (The Anthem) feat. Nao Yoshioka
- Help the People
- You've Heard it Said Pt. 1
- You've Heard it Said Pt. 2
- Preach
- Don't Worry
- Put Down The Gun
- Help the People (Reprise)
- Looking for a Daddy feat. Theresa Payne
- For You
- Not the Man
各曲ごとに拝聴した感想ですが。。。。。。。。。。。。。。。
1.いきなりの、60年代テイストでオープニングに相応しい感じの
明るく元気になりそうな曲。同時に「あったねぇ」的な曲。
2.ブラスロックぽいと言うか、ローリングストーンズにこんな感じの
曲があった様な気がします。ロックですね、この曲。
3.あの、Nao Yoshioka さんをフューチャーした話題の曲。
これはスゴい良いですねぇ時代に関係なく聴けるしなにより
踊り易い 本作中一番力を入れた感があります。
4.これはもう、" Superfly " を連想しちゃいます当時のブラック
シネマの曲って勘違いしそう
ブラックシネマのサントラ中一番のセールスを記録したのでは
ジャンル越えの名作、スーパーフライ
全曲捨て曲なし
今のニュークラシックソウル等々のバイブルであり、乗り越える壁であり。。。
5&6.ニュークラシックソウルと言う言葉に相応しい曲。でもこの曲もどこか
ロックテイストを感じます。
7.本作のタイトルナンバー。これはもうバリバリのニュークラシックソウル。
そして。。。。どこか、インプレッションズの" キープ・オン・プッシン"を
感じてしまいます
1964年(半世紀前)発表の大ヒット曲。この頃から公民権運動の動きなのか
少しずつプロテスト的内容の歌が増えだしてきますね。そしてこの曲の次が
あの。。。。People Get Ready
8.上記の5 同様のニュークラシックソウル。
9.マーヴィンの" レッツ・ゲット・イット・オン" をインスパイアしてしまう
ナイスな曲。でも声はカーティス・メイフィールド
説明不要の大名曲 " What's Going On " に続く、真逆のコンセプトを持つ
これまた大ヒットアルバムのタイトル曲
10.これはカッコいい 70年代初めのマイナーファンクを彷彿させる良い
曲です。踊れますね
11.Theresa Payne なる女史は何者 スゴく良いです彼女
これぞまさにレディソウル ブライアン君も光ってます
12.60年代のソフトロックを感じてしまう優しめな曲。
13.これはもう、「イマジン by ジョン・レノン」か 良いです良いです
全体を通して感じたのは、60・70年代混在のアルバムだと言うことです
あの時代の良さを上手に、今に蘇生している感じです
更に録音方法だと思いますが狭目なスタジオで生音オンリーな一発録音
。。。。かどうかはともかくも、そう聴こえる緊張感
バックの演奏はもとよりバックヴォーカルの生々しさが当時を彷彿させます
マーヴィン・ゲイの再来と言われますが、本作では時にカーティス、時にダニハザ
。。。。。して、やはりマーヴィンの再来と感じるヴォーカルワーク
ニューソウルと言われた時代に突如現れた感の、ダニー・ハザウェイ先生
誰もが知るライヴ盤
1980年になぜか飛び降り自殺。。。。。秀才は考えることが分からん
ディープファンにも聴いてほしいとHPにありましたが、正直言うとブライアン君
にディープさを感じるかと言えば些か疑問が残ります
彼の声質でディープなSOUL を歌っているアーチストもいますが彼には似合
わない気がしますね
このくらいのバリトンヴォイスでディープに歌ってくれると気合いが入ると言うもの
邦題 「悲しき終列車 」 by フレディ・スコット
以前も、Nao Yoshioka さんとのデュオを聴きましたが本作でもNaoさんや
Theresa Payne 女史との共演が光ります
60年代のマーヴィンがそうであったようにブライアン君もレディソウルとの
共演でより一層の力を発揮するのではと感じます
マーヴィンの再来と言うより、カーティス・メイフィールドやダニー・ハザウェイ
の様な路線。。。。と幅を広げた方がベターな気がしますね
その方が彼も今以上に、ラクに自分の力を出せそうなのではと思います
ブライアン君がディープを目指すなら、↓ の人みたいな感じでしょうか
80年代~90年代に数枚のアルバムを残した(今でも活躍中とか)隠れた
実力派。。。。。
グレン・リケッツ と言う人です
ウィルソン・ピケットの大名曲 " I Found A Love " をとても聴き易くカバー
してくれています
いつもniceありがとうございます
by jun-ar (2014-10-16 06:55)
jun-ar 様
こちらこそ!
いつも素敵なおうちの写真を拝見し、和ませて頂いております(汗)
by MONSTER ZERO (2014-10-16 09:06)
ご訪問いただき有難うございます
by セイミー (2014-10-17 09:33)
60年代のヴォーカルグループだと、インプレションズが一番好きですね。
ソロになってのカーティス・メイフィールドと、彼が抜けた後のインプレションズって何かイマイチなんですよね。
by ミスカラス (2014-10-17 20:39)
1980年代の『マイアミバイス』のファッションや音楽は私のバイブル
だったんですが、主人公の相方のリカルド・タブス(フィリップ・マイケル・
トーマス/黒人)が毛糸の帽子と皮ジャン姿に変装したことがありました。
きっとマービン・ゲイを意識していたんでしょうねぇ・・
by TERU (2014-10-18 23:42)
美声だもんねマーヴィンは。 男の私でもうっとりしちゃうし・・・^^;
シンガーだったら、彼の良いところは盗みたいと思いますね。
by たいへー (2014-10-19 11:15)
TERU 様
マイアミバイス!ありましたねぇ。
毛糸の帽子&皮ジャン=マーヴィン・ゲイと言う図式あり得ますね(笑)
" What's Going On " 以降の毛糸の帽子&ヒゲありと、それ以前のコンポラスーツ&ヒゲ無しで区別しちゃったりします(汗)
どちらの時代も甲乙付け難いと言うかどちらも違った素晴らしさがあって楽しく聴くことが出来ます!
たいへー様
仰せの通り、マーヴィンを目標・憧れ・ハードルにしているアーチストは多いと思います。マーヴィン自身もサム・クックに憧れていたそうですし!
by MONSTER ZERO (2014-10-20 11:01)