Music Unlimited と、あの Free Soul がコラボォ~?! [FreeSoul MusicUnlimited]
SONY さんが提唱する
Music Unlimited なる
音楽配信サービスがありますが今月で配信楽曲の数が
驚くなかれ2,500万曲に到達したとのこと
スゴい快挙です
それに伴ってなのか
あの。。。。。。。。Free Soul との
コラボ配信を行うとの事
その名も
Free Soul 1000
ぶっちゃけ正直。。。。。。。。。。
複雑な心境です
Free Soul なるムーヴメントが世に出て今年で20周年だそうです。
1994年、当時30代半ばだったワタシは今の何十倍ものプライベート
な時間をSOUL に費やしておりました(レコード代も含め)
もちろん今よりもCDのタイトル数が少ないこともあり、アナログの
方が好きなこともありますが
とあるレコ屋さんのカウンター脇に見慣れぬ小冊子が。。。。
表紙は何気にオシャレっぽく、タイトルが何て書いてあるかと。。。
Suburbia Suite
なにコレ
とスタッフに尋ねると、「あー、これフリーソウルっていうコンピの
ネタ本です」とのこと。
「ふ~ん」と言いつつ中身をめくると。。。。
「えっ これSOUL 」 的感想が出まくりの楽曲ばかり
まぁ、早い話がジャンル越えってことですがよく見るとなかなかに
良い選曲
これは良い本でした、マジに
ジャケも良いし
例えば、1本のカセットテープ(この頃はMDかな)にSOULと
BOSA NOVA やAORが混在しているヤツって個人的には
いくつかありましたが、それを正式にリリースするとはねぇ
でもこれ面白い
最初はそう思っていました
それだけなら良かったのですが、こんな話を耳にしてしまいました
「今の35歳以上のソウル評論家はみんなアウト」。。。。
窺い知るところによれば、Free Soul の主宰者のコメントだとか
こーいうこと言うんだぁ、コイツ
ガッカリしました
確かに、数ある音楽ジャンルの中でも SOUL系に排他的側面が
あることは否めません
ダンスの世界にもそれはありました
マイナーなジャンルほどそういう傾向はあります。
かと言って、ここ(1994年時点ですが今もなお)に至る日本における
SOUL MUSICの認知度アップには35歳以上(1994年当時)の先輩
方の苦労なしでは語れないと思います
排他的と言う悪い部分だけをことさらに強調するのはいかがなものか
あるいは過去に、その世代の誰かさんと嫌な思い出でもあるのか
この時点でジャスト35歳だったワタシは、「以上でも以下でも35歳は
該当する」ことで無性に腹が立ちました
あれから20年、35歳は55歳になりました(早生まれなので56歳と同じ)
20年前に、「~~アウト」とのたまった本人もアラフィフでしょう
70年代SOULをメインとした、聴き易く、親しみ易く、優しい楽曲をメロウで
グルーヴィと訳し、総称してFree Soul と言う括りにしています。
そこには、SOUL を離れたジャンルもOKと言う理屈です
SOUL = 魂 なのですから、肌の色は最優先ではないことと同じ理屈でしょう
Free Soul のおかげで世代を超えた多くの人達が、結果として SOUL を
知り、楽しむキッカケになったのは大成功です
但し、浸透すればするほど。。。。。。。。。。
「今の35歳以上のソウル評論家はみんなアウト」
の一文が、大きな壁のごとくワタシの前に立ちはだかります
おまけに、レコードの値段をいたずらに押し上げるキッカケにも
(これが一番迷惑しました)
①既に亡くなられたアーチスト
②基本的に再結成不可能なグループ/デュオ
③元来、プレス枚数が少ないもの
④③にプラスして人気のあるもの
⑤その他の理由で、珍しくてなかなか目にしないもの
これらが、レコードが高額にならざるを得ない理由です
こう見るとお分かりの様に、「リイシュー」出来れば大体の
問題は解決します
音質の問題・マスターテープの問題もありますがかなりの
拘りを持たない限りそれほど気になるものではありません。
Free Soul は元来、我が国だけの話であり(今は知りませんが)
アメリカやその他のオリジナル国では無関係。。。と言うより
「なんでこれがこんなに人気になるのか」と不思議がる方が多い
でしょう
嫌な思いをたくさんしましたねぇ。。。この頃は
まぁ、百歩譲ってSoulだけに限ってればまだしもオールジャンルに
及ぶのですから
要はFree Soul に関係のない人が買おうとした時、昨日の今日で
こんなに値段違うのとなってしまった事実です
もう、こういうことは止めにして欲しいです
他にも、日本盤LPの帯付の有無。。。。
マトリクス番号が若いか否か。。。。。。。
もう結構です
大体、マトリクスがどーたらこーたら言って試聴レポートを
書いているヤツって、一体どの程度のシステムを組んで
試聴してるのでしょう
ジャズ、クラシックの世界なら昔からの流れもあり不承不承
理解はしますがロックだのソウル、おまけに歌謡曲の世界で
システム総額100万円にも満たないレベルであーだこーだと
言わんでほしいです
ハードメーカーさんにも、レコードの溝に刻まれている音楽
そのものを製作した方々にも失礼千万
ガタガタ言うなら、せめてこのレベルくらいで くらいで言えよ
と言いたいです
(SACDプレーヤーをLINN のLP12フルセットかブリンクマンにチェンジして)
商売と割り切ればそういうことでしょうが、文化的側面から見ると困りものです
Free Soul に話を戻せば、あれから20年。。。。
Free Soul が正式な一ジャンルとしてレコ棚にあるかと言えば。。。。。
あるんでしょうが、気になるほどの数でも量でもない気がします
元来、このジャンル(と言えるかどうか)はコンピでその魅力が
発揮できる世界
女王アレサ女史版 Free Soul アルバムもありましたがファンキーで
ジャンプしている60年代の楽曲を外しただけ
アレサ女史。。。怒るかもしれませんね
まぁ、そうしないとコンセプトから外れるんでしょうが。。。。。。。。。。
とは言いつつ、60年代モータウンコンピなんか出したり。。。。
まぁ過去のものの掘り起しですからいぜれどこかでネタ切れには
なりますね
Free Soul が流行り出した頃、音楽大好きな親類の叔母に
こんなジャンルがあるんだよ、と話したら。。。。。
「あ~ら、昔みたいじゃない」とのこと
マニアックな範疇まで手を出さず、一般的なヒットソング・ファンなら
こういう選曲や聴き方は当たり前と言うことです
ですから、トーゼン出ましたね。。。「ビートルズは。。。。」って
「いやぁ、ビートルズは70年に解散しているからねぇ」と言ったら
「なにそれ、バカみたい。。。そんなの関係ないじゃないねぇ」
「ちなみに、オーティス・レディングも入ってないんだよ」
「ダメそれ キュークツな話ねぇ」。。。。だとさ
因みに、この叔母、高校卒業するやいなや自らステイ先を
探し、単身アメリカのシカゴに4年間留学しちゃいました
それも、1964年~1968年の4年間
いずれにせよサザンソウル系も含めての Free Soul でしょう。。。。。。
60年代を外したらそれこそ、アウトです
入れてくれないから、ムクれ気味。。。。
「アレサが入って、オレはダメなのかよぉ~」
「え~~ オレたちは関係ねぇのぉ~」。。。。機嫌悪そう
よくよく考えると
Free Soul って言葉、アレサ女史が憧れたこの人のためにある様な気がするんですけど
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