ジェイコムで大忙し!? [J-COM WOWOW 映画三昧]
先週末は、特段の野暮用もなくちょいと疲れ気味(気のせいか)
でもあったので加入しているCATV(J-COM)のチューナーの
グレードアップ工事(料金据え置き)もあったのでTVの前に鎮座
するのも一考と思いたった次第
夫婦そろって映画好き(ジャンルはまぁ~ったく違うが)なせいも
あってかWOWOWにも加入しており、面白そうな作品は必ずと
言って良いほど録画予約をする有様
先日のブログでも邦画を観た旨の話をしましたが今回は洋画&
邦画、それも過去に飽きるほど観たものばかり
土曜日の昼前後、何気なくWOWOWの193ch に合わせると。。。。
おーっ、ゲイリー・クーパー
古い。。。。とにかく古い
アカデミーゲットの名作西部劇「真昼の決闘(ハイ・ヌーン)」を上映中
リアルタイムなポスター。。。。「真昼」が読めない。。。。。
1952年(昭和27年)の作品だそうで、小生中学生の時に確かフジ
テレビで放送されたのをチラ見した記憶があります。
テーマ曲も有名で、テックス・リッターと言うおじさんがサントラを歌っていた
そうです インスト版は数多くのカバーがありましたね
なにより、主役の花嫁役だったモナコ王妃こと故グレース・ケリーの
幼さの残る美しさはHDリマスター版と思しき今回の放送を拝観し
つくづく「美しい~」と唸らされました
また、最近ハイレゾ音源化されたマカロニウエスタンの傑作「夕陽の
ガンマン」で究極にシブい悪役を演じたリー・ヴァン・クリーフが端役
で出ているのにもビックリ(眼光は相変わらずの鋭さ)
他にも、伝説の西部劇「駅馬車」で酔っ払いオヤジを好演した名優の
トーマス・ミッチェルや主役ゲーリー・クーパー扮する保安官ウィル・ケイン
に惚れるメキシコ人の酒場の女主人ケティ・フラド、お父さんが稀代の怪奇
映画俳優で有名な、ロン・チェイニー・ジュニア等脇もしっかり固めています
自分が逮捕して刑務所送りにしたヤツが出所して自分に復讐にやって来る
しかし、町の人は誰も助けてくれない。。。。結婚したばかりでのとんだ災難
が保安官にかかってくる。。。。。
ラストの数分間の決闘は、セリフがほぼゼロ。。。。ある意味非常に地味な
決闘シーンなので数分間が十数分に思えます。。。。でも言い換えれば
地味と言うことはリアルに近いとも言えます
60年近くを経た今、この様な西部劇は皆無と言っていいでしょう
現代では受けないかも知れませんが、俳優の演技力を最大限に活かした
演出でこういう地味な西部劇を作っても良さそうな気もしますね
この時、クーパー氏51歳。。。今の51歳に比するとかなり老けている様に
見えますが、お若いころのお写真をば
共に、1930年代の2枚(下の咥えタバコの写真は有名)
ですが。。。。これで身長191センチだったそうなので。。。
メチャクチャモテたでしょうねぇ
奥方役のグレース・ケリー。。。。。
キレイとか美しいとかの次元ではないですね
有名なオープニングシーン。いきなりのリー・ヴァン・クリーフの登場
「へぇ、真昼の決闘なんてやるのかぁ」と思いつつ24時間後の日曜日。
よく観る「日本映画専門チャンネル」でやはり同じ時間帯に。。。。。。。
日本映画の最高傑作と言われている。。。。。。。。
黒澤 明監督渾身の。。。。。。。。。。。。。
天国と地獄(High And Low)
重厚なタイトル。。。。モノクロこそ最高と唸らされた大傑作
そしてこの大傑作と同じ時間帯に、ムービープラスと言うチャンネルで。。。。
ゴッドファーザー。。。。第1作が同時に放送中
さぁたいへん
どちらも三ケタに届く拝観数ではあるものの、こうしてOAされていると
ついつい見入ってしまいます
家人呆れる中で、昔でいうところの「チャンネルをガタガタ回しっ放し」状態
でも最終的には、「天国と地獄」に軍配が上がりました
本当に、マジ本当にこの映画はスゴい。。。。凄過ぎます
拙ブログでも以前書いたことがあると思いますが、出会いによっては何度でも
書いてしまいそうです
大傑作のブルーレイ・ディスク
一家に1枚の家宝ですかね
4Kが出たら、即ゲットでしょう。。。。。。。。
観るたびに「初めて観た時」と同じ感動がするのです
そういう映画って、みなさんもあると思います
映画に必要なエッセンスが全て盛り込まれています
全編143分。。。。1秒たりとも息が抜けない緊張感
左から、三橋達也・三船敏郎・加藤武・石山健二郎・佐田豊・仲代達矢。。。。
覚えちゃいましたね
群像劇であり、刑事ものであり、経済事件的要素もあり
猟奇的側面もあり、ユーモアのセンスもあり。。。。。。
「黒澤組」総出による、「七人の侍」を凌駕するほどの内容ある
説得力に満ちた作品。。。。
正に黒澤 明先生が現代劇を作るとこうなる。。。
を具現化した映画です
私見ですが。。。。。。。。。。
天国と地獄
そして
ゴッドファーザー(三部作)
リメイク絶対不可能
と言うより、リメイクしちゃいけませんよね
天国と地獄!!最高でした。山崎努の演技も迫力あったし・・最後の煙突の煙のシーン・・確かあの部分だけカラーでしたね。
by ミスカラス (2014-11-13 21:55)
ミスカラス様
コメントありがとうございます。
確かに、煙突の煙のシーン。。。パートカラーと言う手法で「特撮」の部類に入るそうですね。
とにかく、あらゆる面で最高傑作だと思っています。この映画を超える邦画にいまだ出会ったことがありません。
by MONSTER ZERO (2014-11-14 09:53)