3月が来ると思いだす SOUL 。。。1 [SOUL STAX ルーファス・トーマス]
今年も3月がやってきました
ディスコを通じて突入してしまった漆黒の世界
そんな今から40年前、突入2年目の3月に出会った1枚のアルバム。。
リアルでは1973年なので遅れること2年。。。。。。。。。。。。。
新宿の四谷三丁目にあった伝説のソウル・スナック「ライブ」
ここはアメリカ直輸入盤をいち早く取り寄せ、購入が出来ると言う
のがウリで特に当時は他にその様なお店が少なかったこともあっ
てか、お酒を飲みつつレコードをゲットなんてお客さんもいらしたとか
もちろん、当時のディスコ関係者へも販売していたそうです
ただし、残念(?)ながら当時で1枚2,500円もしたのでそう易々とは
ゲット出来ず、グッとガマンが多かったと記憶しています
そんなライブでゲットした数枚のアルバムの1枚が。。。。。。
モータウンと並んでSOUL/R&Bの世界を浸透させたもう1つの
名門レーベル
STAX レコード
ここの創設時より、活躍していたファンキー・爺ちゃんこと
ルーファス・トーマス / Rufus Thomas翁
このすっ呆けた風貌。。。。。。最高です
きしくも、今月がご誕辰月。。。。3月17日
御存命なら今年で満98歳。。。。。。1917年生まれ
10代前半から、MCやコメディアンとして活躍していたそうです
うら若き、ルーファス爺ちゃん。。。。。。まともです
STAX でブレイクした頃。。。。60年代半ば位でしょうか
50年代には、エルヴィス・プレスリーを生んだサン・レコードで
後にプレスリーがカバーした超特大ヒット「ハウンド・ドッグ」の
オリジナル、ビッグ・ママ・ソーントンが歌った「ハウンド・ドッグ」
の向こうを張った、超オチャラケなアンサー・ソング「ベアキャット」
をリリースして、まさかの大ヒット。。。R&Bチャート3位ゲット
風貌はまともでも、この曲は弾けっぱなし。。。。。。 " Bear Cat "
WDIA での DJ 時代 。。。ウルフマン・ジャックの
大先輩みたいな感じがしないでもない
その後、STAXに草鞋を脱ぎ名曲 " Walking The Dog " や
" The Dog " 愛娘カーラ・トーマスと " Cause I Love You "
等をヒットさせる(この頃はSTAXではなく前身のサテライト・
レコード)
超手抜きジャケ。。。。。なんて言ったこともありましたっけ。。。。ルーファス爺ちゃん
記念すべきファースト・アルバム。。。1963年産
そして、爺ちゃんのこの一連のアニマルR&Bとカメオ/パークウェイレコードでの
チャビー・"ツイスト"・チェッカー達のアニマルR&Bが70年代初頭まで続きます
今聴いてもカッコいい。。。。。これぞディスコサウンドのルーツみたいな
" Walking The Dog " イントロのWedding Song がナイス
その後、初期ディスコ(踊り場時代)に有名な " Do The Funky
Chicken " 、" Do The Push And Pull " 、" Breakdown "
や、" Do The Funky Penguin " 等一連のアニマルソングを
ことごとくヒットさせ、サスペンダー付の半ズボンルックで登場する
「世界一年老いたティーンエイジャー」としてライヴでも大活躍
映画 " Wattsatx " でのステージは有名過ぎるほど
↑ Wattstax でのパフォーマンス。。。。。ハンパないセンスです
そんなこんなの、超元気ルーファス爺さんが73年に発表した通算
5枚目のアルバム。。。。。。。。。。。。
Crown Prince Of Dance
この時、ルーファス爺ちゃん56歳。。。。小生、昨日でタメ年
裏ジャケ。。。。。さすがに The World Oldest Teenager とは言え寄る年
には勝てずか。。。。居眠り中
このアルバムに収録されていた1曲のバラード。。。。。
Baby It's Real
正直、SOULを聴き始め生まれて初めて自分自身で見つけた
「好きと思えるソウルバラード」でした
シンプル・イズ・ベストを絵に描いた様なバラードでしたねぇ
リアルタイムで巷大騒ぎのスタイリスティックスやフィリーソウル系
アーチストのバラードはディスコやラジオ、当時レコード店を営んで
いた実家での問屋さん等からの情報や、先輩・友人からの教え等々
それらとは完全に別次元でのこの1曲
厳密に言えば、先の愛娘カーラ・トーマスとのデュエットになりますが
冒頭のキーボード(オルガン)に始まり爺ちゃんのダミダミな声、途中
に絡むカーラ嬢の澄んだ様にも詰まった様にも聴こえるヴォーカル
ルーファス&カーラ親子
こじんまりしたスタジオで録音されたかの様な空気感
そして、数年後に感じたのが。。。。。このバラードってもしかして。。。
サム・クック大明神のあの名曲をなぞってやしないか
以前の拙ブログでも記したあの曲
Bring It On Home To Me
この名曲をスローに仕立て直すとまさにこの曲に。。えっ。。。。空耳
真偽のほどはともかくも。。。。。。
いやはや、やってくれます。。。。。。ルーファス爺ちゃん
「いやぁ、爺さんやってくれるよなぁ~」なんて大明神も天国
から苦笑い。。。。。って爺ちゃんも天国っすね、今では
因みに、爺ちゃんの方が大明神より15歳も年上だそうです
Bear Cat の時も著作権云々で、Hound Dog の製作者連からいろいろ
言われたそうですが、そのお返しが The Dog や Walking The Dog
ならなおのことファンキーこの上ない爺ちゃんですね
まぁ、ことの良し悪しはともかくも。。。。。のんびりしたイイ時代っす
SOUL 界屈指の、2大ファンキーオヤジですね。。。。。
やんちゃ丸出し。。。。「メンチ切ってんじゃねぇ」的な御大JB。。。。。。この時、35歳くらい
「ん。。なんのこと。。。わしゃ知らんぞぉ~」的はルーファス爺ちゃん。。。この時、55歳くらい
このジャケ見ると、マジでそう感じます。。。。。。って、どっちもどっちか
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