そーいや、みんな同じ頃？！（笑）

SOUL の道に進む前。。。。。。

中学生だったこの頃、和モノ（歌謡曲）もなんかイマイチになり
音楽系に興味を抱かなくなった頃でした

自ら面白いものを探すわけでもなくそっちの方面ではブラブラ
していたところ、親の影響で興味のあった映画（特に洋画）の
世界に1本の作品がやってきました。。。中学2年（1972年）

その頃、親戚の叔父にユニークな人がいてワタシに「お前、〇〇
（映画のタイトル）観たか」との質問。

「いや、観てないけど。。。」

「ナニ スンゴく面白れぇから絶対観ろ　その前に原作読め
俺が貸してやるから」（って万事が命令口調、しかも江戸弁で）と
言われて借りてしまったのが。。。。。。。



コチラ ↑

今や、説明不要の大大傑作

ページを捲ると、上下二段に書かれていて最も苦手なタイプ

困ったを連発しつつも、せっかくの行為を無にもできず最初から
読もうと思うもいっこうに進まず

叔父には「一生懸命読んでます」なんて言いながらもぶっちゃけ
「積んどく。。。。積読」状態

「そうだ、映画でやってるからそれ観たら読んだことになるな」
と言う、浅はかこの上ないセコい手段を思いつき近所の幼馴染を
取っつかまえて「一緒に行こう」と。。。。。。。。

嫌がると思ったら「俺も実は行きたかった」との意外な返事

では、と言うことで二人して新宿は歌舞伎町にあった70ミリが
映せる「新宿プラザ劇場」へ駅からダッシュ（単に怖いから）



今ではほとんど見ない、1,000人収容の大劇場でした





ラストショーのメニュー。。。。スーパー大名作に交じって。。。
ゴッドファーザーありました

1968年開業～2008年閉館。。。。。ありがとうございました



予備知識ほぼゼロで突入～欲を出して一番前の席に座るも
上映時間2時間55分、おまけに70ミリでの上映とあって首が
上を向いたまま固まった感じで映画館を出た記憶があります

中学2年でゴッドファーザー。。。。。。見所など、ドンパチシーン
と、ちょいエッチなシーンくらいしか記憶がなく「つまんねぇー」が
最初の感想

きしくもこの日、原作を貸してくれた叔父宅に泊まりに行く日ゆえ
当日が一番生々しいと考えたのが運のツキ

ゴッドファーザーの読書感想を聞かれ、映画で観たシーンのことを
話したら「お前、先に映画観たな」とバレバレ




カッコ良過ぎます
ドン・コルレオーネ、ピート・クレメンツァ、サル・テッシオ。。。。。。
コルレオーネ・ファミリーを今日の大組織にした御三方

別に叱られるわけでもなく、映画の感想に話は変わり叔父はその
時点で2回観たらしく、原作と重ねての感想が出るわ出るわ

こっちはさっぱり分からず。。。。

そして4年後、日本テレビが大ヒット

我が国最初のテレビ放映権をゲットし4週にわたってパートⅡまでを
OA してくれました（今でもその時のアフレコが一番だと確信しています）

その時は高校3年生　大学受験云々ではありますがSOUL道に入って2年生
の頃で興味はほとんどそっち

高校1年の頃に上映された「パートⅡ」はまるで興味が湧かず、むしろ香港製
チャイニーズアクション系が中心

テレビ放映で改めて最初と、初めてパートⅡを拝観し。。。。。

当時（中2）との余りの感じ方の違いに自分自身驚きました



ドンと、コルレオーネ3兄弟。。。ソニー、フレドー、マイケル

ドンパチシーン＝痛快なだけしか面白くなかった中2時代から、マフィア（ギャング）
の怖さ、守らなければならない掟、家族に完全に秘密にしなければならない辛さ　
誰が敵か味方か分からない中での猜疑心や権謀術数等々

高3当時感じた思いを、今様に表現すると ↑ な感じでしょうか

中2～高3 と言うと大分違いますし、経験することも変わってきます
要は世界が少し広がり、知り合う友人達にも変化が出てきます





コルレオーネ・ファミリーの末っ子長女コニー
監督フランシス・フォード・コッポラの妹さん、タリア・シャイア女史
キレイです

でも、コニーさんと言うよりも。。。。。

ヤッホー、エイドリア～ン。。。。ですね




メガネを取ると、やっぱりこんなにキレイな人。。。。ロッキー第1作


その後、テレビ版をビデオで何度も見返し、並行して原作を読み返すこと
が増えてきました



若きヴィトー・コルレオーネことヴィトー・アンドリーニ
ロバート・デニーロ。。。。若い

しばらくすると忘れてしまい。。。。
またしばらくすると思い出した様に読み返し観返す。。。。。。

大学生～社会人～20代後半。。。。。。

社会人になり立場が変わって来るにつけ、その時々に観返すと
セリフも情景も全て覚えているのに感じ方がどんどん変化していきます

これほどまでに、年齢を超えて観続ける映画など滅多に出会える
ものではないと思います

何だか、節目節目でお世話になっている作品です

ビデオはさすがに劣化極まり、レンタルビデオ、レーザーディスク、DVD
とメディアは変わりながらも、今まで何回観たか分からない位になりました

ドン・ヴィトー・コルレオーネ by マーロン・ブランド
最初の吹替えは名優 鈴木 瑞穂先生 最高でした

テレビ版でのセリフは所々ながら覚えてしまったくらいです


更にこの映画の大ヒットにより生まれたマフィア映画ブーム

そんな中、「ゴッドファーザーもこの映画のPRでしかない」的
スンゴいタカビーなキャッチで公開されたのがコチラ

懐かしき、LPレコード（サントラ盤）のジャケット

そうです

メジャー系実録マフィアものの元祖と言える秀作

バラキ です

こちらも原作があり ↓



ゴッドファーザーとは打って変わってリーダースダイジェスト社なる報道
ドキュメンタリー系に強かった出版社から邦訳が出ていました


タイトル

マフィア・・・・恐怖の犯罪シンジケート。。。スゴいタイトル

この本の表紙左上の御仁が、ホンモノのバラキ（ジョセフ・バラキ）です

実録だけあって、起きた出来事は原則全て実録

ギャングスターも全て実名で登場すると言う怖さ満点（作っていいの）と
思しき緊張感溢れる作品

プロデューサーはお孫さんがイタリアン料理家のジャーダ女史 と言えば。。。

ディノ・デ・ラウンレンティスと言うイタリアの大プロデューサー。。。。。
だから出来たのかぁ。。。。と思うのも当然か

個人的にはコチラの方が圧倒的に好きでしたねぇ



バラキ役の、チャールズ・" ウーン・マンダム " ・ブロンソン御大
（右は分かりませんが確かシャワー室に襲ってきた人）

こちらが、ホンモノのジョセフ・バラキ（1904～1971）
マクラレン委員会で証言した時。

若きバラキ（ちょいムリがあるか）、左は相棒のギャップことドミニク・ペトリッリ。
親分サルヴァトーレ・マランツアーノの通夜でのショット




左から、ジョゼフ・バラキ、ヴィト・ジェノベーゼ、そしてあのラッキー・ルチアーノ
チャールズ・ブロンソン、リノ・ヴァンチュラ、そしてゴッドファーザーにも出ていた
アンジェロ・インファンティ

ボスのマランツアーノ殺害後、食いはぐれていたバラキがルチアーノから直々に
スロットマシンと資金を出してもらった時のショット。。。この後バラキが結婚宣言






その結婚のお相手が。。。。。って、ホンモノの奥さんではありませんか

そう、この方実生活でも奥さんだった女優 故ジル・アイアランド女史

元は、デヴィッド・" イリヤ・クリアキン " ・マッカラムの奥方でした

このお二人、ご夫婦での出演が異常に多いのが有名

他にも、アルバート・アナスタージア、トニー・ベンダー（シブい）と言った
ギャングスターが実名で登場、一気に覚えたものです

と言うわけで、ゴッドファーザーが1940年代半ばからのスタートでフィクション
ベースだったのに対し、バラキは一兵卒から見た世界ながら事実（史実）を
基にしていると言う決定的なアドヴァンテージの違い

イタリアを代表する映画音楽界の巨匠ニーノ・ロータ氏を起用した何とも形容
し難い寂しさを感じるテーマ曲のゴッドファーザーに対し、同じイタリアながら
「モア（世界残酷物語）」に代表される、怖さや悲惨さを包み込んでしまう程の
器の大きさを感じさせる名匠リズ・オルトラーニが、バラキのサントラを担当

個人的には、ストリグングスを巧みに用いた親しみ易い戦慄にしてこれほどの
殺伐とした怖い世界をまるごと包んでしまう、神様のごとき所業と言える、バラキ
のサントラの方が好みです

更に、個人的には1930年代風ファッションに対する大カルチャーショックが脳内に

40余年を経た今でも自分の中に残っている現実に時として、狼狽えたりします

ワタシ以外でもこの世代に得たショックは良きにつけ悪しきにつけ一生モノで自分史に
刻まれるみたいです





てな事で。。。。。。。。。。。。。。



この人達も同じ頃にブレイクしましたよねぇ
もう、伝説なんてもんじゃないですね

ライブ・イン・リブ・ヤング



そして、バラキを観に行ったのが1973年（昭和48年）の正月（確か1月3日）
その翌日に、曽祖父が亡くなったので記憶しています。。。。。。

その10日後に、公開されたのが。。。。。。



これでしたぁ




「山守さん、弾はまだ残っとるがよぉ～～」

ほんとぉ～に、スンゴい映画です

そして、名セリフの宝庫としても今ではあまりに有名

更に、そこいら辺のビジネス書など足元にも及ばない組織運営の指南書

私自身は、この映画の拝観は1年後でした。。。。。（新宿昭和館）


しかし、スンゴい時期です



更に、「仁義なき戦い」公開から約1カ月後。。。。。




このお方が、初来日してくれたそうです。。。。。

「えっJBが。。。うそだろぉ～　ホントに来るのかよぉ～　冗談じゃねーかぁ」
by ニックさん。。。ご本人から直接伺いました。。。そう思われたそうです


そのくらいのインパクトだったそうです




ちなみにこの年、御大の後。。。。。

ジャクソン5。。。マイケル変声期

テンプテーションズ。。。デニス時代

シュープリームス。。。リンダ・ローレンス時代

（オール初来日）来たんですよぉ～


心臓が止まりそうな1年。。。1973年。。。昭和48年。。。オイルショックも

ほんと、凄過ぎる時期です。。。言っちゃあいけませんが羨まし過ぎます





そしてダメ押しが。。。。。

忘れちゃいけないこの年の夏。。。。。。全米公開

" Don't Think     Feel " ですね。。。。



ハイ、これでとどめ。。。決まり。。。。夏に決まり。。。。夏、決まり。。。夏木マリ。。。コレ、ホントっす



うわっ　懐かしい（1973年6月15日発売）

今でも、お元気一杯





そして、最終の締めはやはり。。。。。この年の秋でした

なぁ～んにも言うことないですね

1965年～1973年／昭和40年～48年。。。長い長い

小生、小学1年～中学3年まで 、ずぅ～っと、日本一




ヒーローだらけのこの時代 。。。この頃が最後かも

 

コメント 10

どなたも　懐かしいです
やはり　私にとっても　エイドリアンです
仁義なきシリーズは　大好きでほとんどの作品　観てます
長島さんの　バッティングは　今でもお手本にしてます

by sumijuni (2014-10-07 13:06) 

sumijuni様

コメントありがとうございます。
ワタシもコニー・コルレオーネよりエイドリアン・バルボアの方が
好きでした。。。次作ごとにキレになっていくのも見ものでした（笑）

バラキは、英語題を " VALACHI PAPERS " と言いましたが
「仁義なき～」も英語題を " YAKUZA PAPERS " と称したのには
ビックリしました！ワタシもご同様に全作制覇いたしました（汗）

ジャイアンツV9はもはや伝説ですね。今考えても「精密機械」の
様なチームだったと思います。

親子鷹野球版！。。。素晴らしい。
御子息のご活躍を祈っております。
by MONSTER ZERO (2014-10-07 16:15) 

ゴットファーザー観に行きましたね。。
燃えよドラゴン、何回見たことか。。。
若かりし頃の思い出でｓ。。


by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2014-10-07 19:33) 

コノ頃って、まだガキだったけど。
映画好きな親父の影響で映画はイロイロ観てたかも。
音楽は歌謡曲って名前でイロイロな音楽が楽しめたんすよね。
今みたいにマニアックにならなくても触れられたモノが多かった気がします。
ガキだったんで何となくだけど^^;
でも、こういう雑食な感じってイイですよね。

by DEBDYLAN (2014-10-07 23:55) 

こうして見ると、この頃の方々は皆さん「ＳＯＵＬ」でしたね～☆
ゴッドファーザー大好きです。吹き替え版ＶＴＲはもう何十回と観ています。
特にビトーコルレオーネのパートⅠは殆んど台詞を覚えています（笑）
（最もビトーは無口でしたが・・・）
奥さんに洋梨を１個持って帰って来たシーン、床屋のシーン・・・最高です。
任侠では鶴田浩二先生が演じた「修羅の群れの横山の兄貴」が好きです。
by TERU (2014-10-08 01:00) 

なんだかなぁ～!! 横 濱男様

燃えよドラゴンはワタシも渋谷東急で入れ替えなしの頃、1日4回観倒した記憶があります。以降新宿でも、、、その後はテレビをはじめあらゆるメディアで。。。。（汗）


DEBDYLAN 様

ワタシも中坊ゆえガキでした（汗）
御大JB達の初来日は、SOULを聴くようになってから知り得たことですが
その辺も全てひっくるめて、この頃は本当に凄かったです。。。。あと1つ
忘れてました。。。。傷だらけの天使ですね！（笑）



TERU 様

「ワインの量が増える一方だよ。。。まるで底なしだ」
「いいか！バルツィーニの仲立ちをする奴が裏切り者だ。それを忘れるな！」。。。マイケルと自宅の庭で語り合っている時の思い出のセリフです（汗）
仰せの通り、ゴッドファーザーも仁義なき～に匹敵する名セリフの宝庫だと思います。そういう映画だから何年経っても人々の記憶に残るのでしょうね。
「修羅の群れ」観ました！確かに横山の兄貴カッコ良かったです。
厳しくとも優しい方の様に感じました。
by MONSTER ZERO (2014-10-08 11:29) 

個人的には、菅原文太と川地民夫のまむしの兄弟のシリーズが好みでした。
by ミスカラス (2014-10-08 19:22) 

コメントありがとうございました。
名画座の3本立て専門だった私が初めて封切館で映画を見たのが
新宿プラザ劇場での「ゴッド・ファーザー」でした。
しかもタダ券をもらった友人に誘われて。
広いスクリーンと大きなホール、ゴージャスな赤い椅子に感動しました。
カットのない大作に大満足だったのを覚えています。
その友人はその後、長島選手の引退試合、会社を休んで後楽園球場に行きました。私は仕事で、会社のラジオ中継を聞きながら、密かに涙をかくしていまいた。その友人よりずっと私のほうが長島ファンだったのですが。
by そらへい (2014-10-08 21:38) 

ミスカラス様

まむしの兄弟も懐かしいです！
あと、現代やくざ・人斬り与太とか？！（笑）
この頃は目白押しですね！
極め付けは、やっぱり「仁義の墓場」でしょうか？！



そらへい様

ゴッドファーザーを新宿プラザ！
しかも、ロハで鑑賞されたとは羨ましい！

長嶋さんの引退試合で社会人でらしたのですね？！
小生まだ詰襟時代でした（汗）
でも、小1~中3まで日本一だとごく自然にジャイアンツファンに
なってしまいますね？ON以外だと高田選手と、高橋一三投手が
好きでした。
by MONSTER ZERO (2014-10-09 08:57) 

ご訪問ありがとうございます。

by 美美 (2014-10-09 14:59)