SOUL MUSIC の講義用資料?(汗)。。。その1 [SOUL Soul On R&B]
SOUL を聴き始めて間もない頃。。。。。。。。。。。
ディスコ以外にこれと言った情報源がなく。。。。。。(と言うより分からず)
雑誌「アドリブ」オンリーだった頃に出会えた、救いの神々たち。。。。。
まずは何と言ってもコレですね。
≪ソウル オン/SOUL ON ≫
我が国に初めて本格的に、SOUL/R&B を紹介された今は亡き
大御所。。。桜井ユタカ先生主筆によるミニコミ誌「ソウル オン」
これは、まだオール手書き&ガリ版印刷時代の超プレミア品
もちろん、私のモノではありません
表紙のアーチスト、ジョー・サイモン(Joe Simon)=城 裁門が
堪りません
我々はこっちの方が見慣れております
1978年、オーティス・クレイ初来日の頃の号ですね
カントリーソウルの大御所と言える、ジョー・サイモン氏
名曲でした。。。チョーキン・カインド
≪ソウル&ブルース キミをとりこにする魂の音楽≫
その桜井先生が、1976年に出されたご自身の SOUL/R&B 史を
振り返り、聴いてきたアーチスト・曲・アルバム等を親切に紹介された
当時としては極めて貴重な一冊 どれほど助けて頂いたか
本書の中で、桜井先生大好きなファッツ翁の1曲 " Goin' To The River "
仄々とした典型的なニューリンズR&B
≪ソウル・ミュージック・イン・ジャパン≫
六本木にあった伝説の超本格派ディスコ「アフロレイキ」にも
いらした評論家、紺野 慧さんによる在日米軍基地周辺に
あったソウルフードレストランや今で言うソウルバー等に
行かれた経験をもとにした非常に珍しい一冊(1973年)
巻末の江守さんのイラストが印象的でした
ベトナム戦争が混沌とし、アメリカ敗色濃厚になってきた70年代前半のちょうど
同じころに大ヒットしたカーティスの名曲
≪UP TOWN 黒人ばかりのアポロ劇場≫
今や日本人の入賞者も出てきた、20世紀を代表するNY・ハーレム
にある黒人音楽の殿堂「アポロ劇場」オーナーのご子息が書かれた
20世紀におけるアメリカンブラックエンタテインメントの歴史的教科書
帯の寺山修司さんのコメントが貴重
御大JB、サム・クック大明神はもとより、ルイ・ジョーダン大御大も敬礼するであろう
ハイデホオヤジこと、キャブ・キャロウェイ大王
ブルースブラザーズでシブい爺さんになった彼が歌います ミニー・ザ・ムーチャー
≪ソウル 三浦 憲著≫
A4サイズの大判タイプで1976年にヤマハ音楽出版から
出された、リアルタイムをベースにしたソウルミュージック
の全て(当時)を網羅した便利な一冊で正にアドリブの集大成版
上の " ソウル " を開くとすぐに出てくる印象的なページです
1976年デビューのいまなお語り継がれる一発屋 ワイルド・チェリー
普通ですと名曲 " Play That Funky Music " でしょうがコモドアーズの
" I Feel Sanctified " のカバーがカッコいい
≪全国ディスコ・カタログ≫
亡き、ドン勝本氏、ニックさん、江守さん達がレコードメーカー各社と
コラボして結成した「全国ディスコ協会」による1976年当時の日本
全国のディスコやDJ 諸兄を紹介したガイドブック
同じ1976年。。。スティーヴィー70年代三部作の最終章としてリリースされた
時代を超えた名作 " Songs In The Key Of Life " からの最初のシングル
カット。。。「回 想」こと、" I Wish " ←聴いて良し踊って良しの名曲
≪ソウル・ディスコ・ダンスの全て≫
先の全国ディスコ協会会長で六本木≪エンバシー≫店長でもあった
ドン勝本こと、勝本 謙次氏による60年代から00年代に至る日本に
おけるソウルダンス/ディスコダンスの集大成的紹介本
各ダンスを写真入りで丁寧に解説しており、キング・オブ・ソウルによる
お手本的ソウルダンスのDVDが同封
ドン勝本氏と言えば、日本におけるJBファミリーの一員として御大ジェームス・ブラウン
御自ら認められたと言う、スンゴい人
氏の生涯はまさにジェームス・ブラウンとの二人三脚と言っても過言ではないと思います
。。。。。御大ジェームス・ブラウン。。。マザー・ポップコーン
≪アメリカ南部を聴け≫
先述の各誌でもイラストを描かれている、この世界の大御所
の1人、江守 藹氏によるアメリカ南部の旅行記であり各地に
おけるソウル(サザンソウル)ミュージックやソウルフード等の
ライフスタイルを詳細に紹介した、面白い一冊
江守氏とソウルアーチストとの友好/友情が垣間見えます
≪黒く踊れ!≫
その江守氏が、2008年に書かれた自身の自分史=SOUL 史
とも形容できる一冊
いかにしてSOUL の世界に入り、今まで歩んできたかが当時の
ディスコ史や音楽シーンと共に細かく書かれており60年代から
00年代に至る生きた歴史に出会えます
日本初の本格的ソウルデュオと言えるバブルガムブラザーズの
ブラザー・コーン氏を監修に、イラストを江守氏、60年代を代表
するニック岡井氏、ドン勝本氏へのインタビューや当時のディスコ
やソウルダンスの歴史、当時よくディスコでプレイした楽曲などを
詳細に掲載した、日本初の本格的ディスコ関連書籍として1997年
に出版。僭越ながら本書のゴーストライターを務めさせて頂きました。
上掲の改訂版として、2004年発売
我が国最初のソウルダンス " ファンキーブロードウェイ " で踊った多くの曲の1つ
ダイナマイトデュオの愛称で有名な2人組。。。ホールド・オン・アイム・カミン
この辺りからが小生のリアルタイム
NY出身の歌えるファンクバンドのレコードデビュー&大ヒット
" Do It till You're Satisfied " by B T Express
クール&ザ・ギャングの弟分バンドとして74年にデビュー
この曲はイントロからカッコよく当時は誰だろう クール&ザ・ギャングかなんて
言われてました
70年代ファンク・アルバムの十指に入ると私的ながら思います
" Get Down " by The Kay-Gees
キリが無いのでこの辺で
他にも数多くの関連書籍が出ておりますが、SOUL の完成期である70年代まで
遡るとこの様な感じでしょうか
この中で、黒く踊れ/ソウル・ディスコ・ダンスの全て以外は絶版状態で残念ながら
中古市場/オークションに頼るほかないのが現状です
でも、最近はディスクユニオンさんが書籍でも頑張っておられるので意外に発見出来る
可能性があるかも知れません
この様な素晴らしい参考書を授けて頂いた大先輩方に深謝。。。。。
1970年代終わりから1980年代初頭の海外ドラマにも
アフロの黒人俳優が多数出ていましたよね~
足がやたらと長くて、サイケなファッションが良く似合って
いました ☆(^^)☆
by TERU (2014-10-03 19:48)
ソウル関連本・・・、何で絶版なんでしょう。ロックとかジャズばかり優遇されて不公平です。
by ミスカラス (2014-10-03 20:58)
TERU様
コメントありがとうございます。
確かに、アフロ&ジャンプスーツの黒人さん出てました(笑)
カッコいいのですが吹替えだと、たまに間抜けなシーンも
あるやなしや?(笑)
ミスカラス様
まさしく仰せの通り!
ジャズやロックの方が売れるから。。。と言うよりソウルの方が
力を入れるとジャズやロックを上回ってしまうかも・・・と考えた
のだとワタシは思っています。ジャズよりルーツとして分かり
易いしR&B、R&R、ブルースにも近いし。。。。。
by MONSTER ZERO (2014-10-03 21:58)
コノ時代の先輩方の尽力のおかげで、
僕らがイロイロな黒人音楽を楽しめるようになったんですよね。
今さらだけど感謝です!!
by DEBDYLAN (2014-10-07 23:58)
DEBDYLAN 様
返信遅れてすみません(汗)
仰せの通り、この時代の人達の導きで我々も取捨選択が
出来たんだと思います。
by MONSTER ZERO (2014-10-12 17:57)