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記憶を記録に残す!“マイケル・ジャクソン、チェス・レコード、石原裕次郎”

本日、7月初!

先週末、映画の試写会券をいただいていたので家人を伴い
拝観してまいりました。仕事でもお世話になっている方ゆえ
ムダには出来ず・・・と言うよりムダににするわけがない!?

くだんの映画。タイトルは、“キャデラックレコード”そうです!
シカゴにあった伝説の、”チェス・レコード”を舞台にした映画
です。

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記念すべきチェス・レコード最初のLPがコレ!
映画 " Rock Rock Rock " のサントラ盤。
ナンバーは、LP-1425!
モータウン・レコード及びダイアナ・ロスとシュープリームスを
モデルにしたミュージカル映画“ドリーム・ガールズ”にも出演
していたビヨンセが今回も出演。しかも、役どころがなんと!
女JB とでも言えそうな、迫力満点のブルージー・レディ・ソウル
エタ・ジェイムスを演じています。

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映画の中でビヨンセが演じ、歌っていたエタ・ジェイムスの
名曲、" At Last " " Trust In Me " "All I Could Do Was Cry"
所収の大名盤!ビヨンセも負けじと頑張っています。しかし
ビヨンセは歌が上手い!ホンモノはもっと泥臭い感じです。

チェス創立者のレナード・チェス役には、キングコングにも出演
していた、エイリアン・ブロディ。他にもチェス草創期を彩る珠玉
のスター役を似た俳優さん達を起用しています。

一目で「あの人だ!」と分かるシーンが多く、ブルース・ファンや
ソウル・ファンにはドリームガールズ以上に楽しめるかも知れま
せん。ただし、ドゥワップなどコーラスグループやソウル/R&B 系
アーチストゼロと言うのが寂しい限り!

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チェスが残した数々の偉業の中でも特筆すべきなのが 後に、ロックが誕生するきっかけとなったシカゴ・ブルースの 数々!その中でも、重鎮であり、王様でもあった、マディ・ ウォータースのファースト。チェスでは3枚目だそうです。 ブルース史上最も有名で最も暑苦しいジャケ?!

ビヨンセが製作に関わっているらしく彼女もこういった自身の
音楽のルーツに対して真摯に受け止めているのかも?と思う
と嬉しくなります。日本ではなかなかそういうケースがないので
参考にしていただきたいものですね!

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映画の中でも、メインに近い扱われ方をされた波乱万丈の 生涯を送った、アンプリファイド・ブルース・ハープの始祖! リトル・ウォルター。" My Babe " や " Juke " と言った名曲は カバーバージョンで知った人も多いのでは?!

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マディと並ぶ、チェス・レコードのうるさ型?!ハウリン・ウルフ のファーストLP!“月に吠える狼”とはまさにこの人のこと! 貫禄はマディ御大以上?!演じた俳優さんもけっこう似てました。 映画ではこのLP所収の、" Smokestack Lightnin' " を披露!

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映画の中で登場する時のユニークさはかなり面白い! チェスが、ブルースと C&W を見事に融合させた?! ロックンロールの世界を作った1人、チャック・ベリー。 デビュー曲 " Maybellene ",ビーチボーイズとのからみ が面白く描かれていた曰くつきの " Sweet Little Sixteen " 所収の、" One Dozen Berry "

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日本が誇る、P-Vine さんからリリースされていたなんと 5枚組のアルバム、" Very Good " チェス時代をかなり 網羅しています。劇中でも歌われた、" Nadine " や" No Paticular Place To Go " も!

モータウン、チェスが映画化されたのでお次は・・・・・・
スタックス?アトランティック?・・・・リメイク流行りのアメリカ
ですが、こういった歴史や文化に基づいたセミドキュメンタリー
的映画もいいんじゃないかと思います。ブルース・ファンやソウル
ファンのみならず、ロック・ファンも観るべき映画だと思います。

マイケル・ジャクソンも死して約10日が過ぎました。マスコミ等
での報道も今なお続いています。正式な追悼式が終わった後
はどういう扱いをするのか?!気になります。

また我が国では先週の土日は、昭和が生んだ1人の偉大な
俳優さんの23回忌法要が、ぬぁ~んと国立競技場で行われ
ました!1987年に52歳の若さで亡くなられた石原裕次郎さん
です。

テレビ朝日さんが土日のゴールデンタイムや昼帯を使って
特番を組んでおられました。特に土曜日の21時からの映画
「富士山頂」は初のテレビ放送だとか?!ワタシの世代では
100%、太陽にほえろ!の藤堂係長ですが、ワタシの親や
叔父叔母の世代はリアルタイムでの凄さをよく語っていました!

チェス・レコードも・・・
マイケル・ジャクソンも・・・
石原裕次郎も・・・

この世に多大なる功績、後世に残る影響を与えてくれました。
しかし亡くなられてしまったら、みな想い出になってしまいます。
個人にしても、企業にしても、存命中、全盛時にどれだけのこと
があり、どれだけのものが今現在影響を受けているか?!

人も企業も終われば“記憶”になってしまいます。
記憶を記録に残していくのが、後世の務めであり、努めであり
責任なのでしょう。そう考えると、ビヨンセは凄い!!

Sam_cooke_encore.jpg
この人の伝記映画・・・・もし出来たらたいへん!?
オバマさんが大統領になったことだし、"A Change Is Gonna Come "
なんてタイトルでいかがでしょうか?
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